マンションの管理費とは?費用がない時の対処法を解説します

毎月支払っているマンションの管理費。どのようなことに使われているのかご存知ですか?本記事ではマンションの管理費や管理費が払えない時の対処法について解説します。

賃貸マンションであれば管理費は家賃の中に含まれていることが多いと言われていますが、分譲マンションに居住している場合は、毎月管理費を支払わなければなりません。

しかし、中にはマンションの管理の支払いができず滞納してしまう方も少なくありません。管理費が支払えなったらどうしたら良いのでしょうか?

そこで今回は、管理費が支払えない時の対処法を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

マンションの管理費とは?

ここではマンションの管理費についてご紹介していきます。

管理費は日常の管理に充てられる

マンションの管理費は、共用部分の清掃や電気や水道など光熱費、メンテナンス費用、エレベーターの保守点検費用などの日常管理に充てられています。また、最近では管理人やコンシェルジュが24時間体制で常駐しているマンションも増え、その人件費、警備員配置、防犯カメラ設置など、様々な費用が管理費の中に含まれることも。

さらに、セキュリティ強固なマンションでは、非常ボタンを押すことで警備会社と連携しているシステムを導入していることも多く、それらの費用も管理費の中から支出が行われています。

管理費は建物の修繕費に充てられる

マンションの管理費は、それ以外にも修善積立金の支払いを行わなければなりません。これは、マンションの長期修繕計画に利用するために各世帯が毎月管理費とともに支払いを行っていることになります。

この管理費や修繕積立金については、マンションによって金額も異なり、世帯数や各床面積によっても異なります。このように、管理費として修繕積立金の支払いも行うことになるため、管理費じたいが建物の修繕費に充てられることになります。

マンションの管理費を滞納したらどうなる?

ここではマンションの管理費を滞納したどうなるかについてご紹介していきます。

数ヶ月は猶予あり

マンションの管理費を滞納してしまった場合、管理者から管理費の支払い不能に対しての問い合わせがあるでしょう。その際、正当な理由があれば管理者に説明することで理解してもらえる可能性もあります。また、数ヵ月の猶予を持って管理費の支払いを待ってもらえる可能性もあるでしょう。このように、管理費を滞納してしまったら、管理者に対して支払えない理由を説明することが大切です。

返済契約書を求められることも

マンションの管理費の滞納額が想像以上に高額となってきた場合は、返済計画書の提出を求められることになります。この返済計画書は管理者側から指示された内容に不備なく記入を行い提出しましょう。もしも提出しない場合は、法的措置となる可能性もあるため注意しましょう。必ず支払い期日や支払い方法について明確な書式の提出を行うことが大切です。

滞納費用が50万円を超えたらアウト

マンションの管理費を滞納し、その金額が50万円を超えた場合は法的措置を講じることになるため細心の注意を払ってください。とは言え、法的措置には費用が嵩むため、双方の話し合いに合意し解決を図ることが望まれます。

また、法的措置を講じる場合、大半が自己破産への道を辿る可能性が高く、マンションの管理費は安易に滞納することのないよう十分に注意しましょう。

マンションの管理費が支払えない時は?

マンションの管理費が支払えない時は、管理者が滞納していることについて理由を問われることになるでしょう。その際、必ず正当な理由を述べるようにしましょう。真摯に向き合い、具体的に支払い期日を定めるなど話し合いを持つことで良い方向に向くこともあるでしょう。また、任意売却も考慮しましょう。さらに、すぐに支払う必要がある場合、カードローンの利用も検討してみてください。

マンションの管理費を滞納し続けると強制退去も

マンションの管理費の支払いができない場合の対処法についてご紹介しました。マンションの管理費は滞納し続けることで居住することが許されなくあり、強制撤去を行わなければならない可能性があります。また、法的措置を取られることを考慮すると、マンションの管理費を滞納するこのないよう十分注意しましょう。